ザオ・ウーキー
関連展示
アーティゾン美術館 | ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ
ザオ・ウーキー
- 趙無極(1920年2月1日 - 2013年4月9日)
- 中国の水墨画の伝統に根ざしながら、東洋と西洋の美意識が融合する抒情的な抽象絵画を発表。
- 北京の名門の家系。杭州の国立美術学校に入学、その後、同校の講師に。
- 1948年にパリ移住。オトン・フリエスに師事。グランド・ショミエール芸術学校のアトリエに通う。「中国のボナール」の評。
- 1950年、アンリ・ミショーと出会う。初制作のリトグラフにミショーが詩をつけて展示。ほかに、ミロ、ピカソ、スーラージュらと交流。セザンヌからは自然に対するアプローチにおいて影響を受ける。
- ヨーロッパ旅行中に、パウル・クレーの作品から影響、当時のアンフォルメルの動向も重なり、抽象化を深める。
- アンドレ・マルロー『西洋の誘惑』の挿絵として制作したリトグラフが評価され、挿絵の仕事が続く。ランボー、ルネ・シャール、ロジェ・カイヨワetc.
- 1971年から墨絵の制作開始。友人イオ・ミンペイの設計したホテルに大作あり。
- 1993年にレジオン・ドヌール・コマンドゥール賞、1994年に高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)。
- 2017年5月に『29.09.64』、同年11月に『29.01.64』(1964年)がアジア人アーティストによる油絵の落札価格として世界記録を樹立(香港・クリスティーズ)
- 2018年9月、『Juin-Octobre 1985』(1985年)が上記の世界記録を更新(香港・サザビーズ)